裏アリ王子の彼女になりました(ニセの)
「わー、すごいっ!!」


「暇だし、食うか」


暇だし……って。


ホントのカップルじゃないし、琉生くんだって退屈なんだよね。


ニセカノ、切ないなぁ……。


美味しいごちそうを頂いて、お腹がいっぱいになった頃。


「これ、やるよ」


そう言って渡されたのは小さな紙袋。


「え……なに……?」


中を開けると、ネックレスが出てきた。
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