地味子とアイドルなやつら

偶然ではなく必然の出会い side 智

「キャー!!!柊さまぁ~!!!」


「智さまぁ~!!!こっちを見たわ!!!」


「皆様格好良いわぁ…!!!でも一番は...」


「彰様の切れ長の目。
あの目で射殺されたい!!!」






ヤバい。超うざい。


誰もあんたらみたいなやつ
見てねぇつんだよ。


それに、顔赤くしてさ、

化粧のケバさといい女独特のくさいにおいに
耐えられないんだけど。





可愛く見えてると思ってんの?






正直、僕の方が断然いや、





ずば抜けて可愛いからね!!!





お前らなんて
僕の足元にも及ばないだから...!!




「いやぁ~、毎度のことながら騒がれるのってホント最高だよねぇ。」



そこに彰が突然話しかけた。

こいつは噂通りの変態野郎だ。


「うっさいなぁ。僕に話しかけないでよ。
変態菌が移るから。」


「まぁ酷い!!いつからそんなに口が悪くなったの?お母さん悲しいわ。」


「気持ち悪。ホントに離れてよ。あと、いつから僕の母さんになったんだよ。」


「まあ、実の母のことを侮辱するなんて。
お母さん、そんな風に育てた覚えはないわよ。」


「......僕もないよ。あんたみたいな変態に育てられたことなんて。
というか、なにキャラなんだよそれは。」



はぁ....。

思わずため息が出てきた。
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