地味子とアイドルなやつら
「まぁ、どの口がそんなためいきを出すのかしらね。柊ちゃんはどう思う?」


「......」


「無視しちゃイヤー!!」


面倒だな、ホント。


相手になったら煩いし、無視したら煩いし、
こいつホントめんどくさい。


「あっ、今めんどくさいとか思ったでしょ。ひでぇな、さとちゃん。」









しかも鋭い。









非常に面倒なやつだ。


「......彰、煩い。」


「あっ、久し振りに話したと思ったら貶すなんて、酷くない柊ちゃん?」


そう言いながら柊の肩に腕回した。

柊は物凄く嫌そうな顔して、その腕を必死に払いのけた。


「なんなの二人して。そんなに俺のこと嫌い?」


「「嫌い。」」





柊と意見が揃ったことで、なんだよふたりして!!とまた、いや益々煩くなってきた。


彰と周りの女どもで更にストレスが溜まってくる。






つまんないなぁ…



「なんかつまんない...。
ねぇ、楽しいことなんかない?
てか、やらない?」



そう言った僕の言葉に彰は楽しいこと?と首をかしげ、柊もよく分からないって言うような顔をした。
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