地味子とアイドルなやつら

…そうだ。
元はといえばコイツラが変なことに
興味を持つからいけないんだ。


話したくない


そういう意図表示はちゃんと示したはずだし、








…今のうちにズラかるか。


そう思い、ゆっくりと奴らに気づかれないように
トビラに手を掛けた…その時だった。



ﾋﾞｭﾝ!!
ｸﾞｻｯ!!


何かが私の顔の横を通り、トビラに刺さった。




ヤバイ。ちょー怖。
あまりに怖すぎて瞳見開いてんだけど。
動けないんだけど。後ろものすごく静かなんですけど。
ものすごく視線感じるんですけど。
ナニコレ!!?私なんかした!!?
ココハドコ！？
ワタシノウシロノアイツラナニモノ！？
ヤバイ恐怖に駆られすぎてカタコトになってしまった。
てか私ヤバイ言い過ぎ。

とりあえず後ろは怖いので
前のものを見ることにしようと思う。


するとなんていうことでしょう。
トビラに何と包丁のようなカッターのような
刃物がぶっ刺さっているではありませんか。



………。




「じゃねぇよ!!!!!!」


「うわっ!!いきなり声出すなよなー。
女の子チャンは心臓に悪いねホント。」


「ああ、スミマセン。

…じゃねぇ!!!」