甘い~秘密¨あたしの危険なドキドキ恋愛☆
「ねぇ、あんた達お昼どうするの?」


「学食か売店に行く。お前らは?」

 美憂と隼人がやり取りしてる。


「隼人達と一緒に食べる。」


「じゃあ学食行くか?」


「うん!」


 学食に行くのね!!

 …あたしと陸は…人任せ!!

 だって隼人と美憂が決めた方が早いんだもん。

 あたしの場合…どうする?どうしよう…が口癖…だってぇ…決められないいだもん!!

 隼人と美憂から言わせれば優柔不断らしい…


 陸なんてもっと酷いんだ…どっちでもいい。決めていいよ。…がっ、口癖だ…人任せっていうか…意志がないのかっ!!って思う。まぁ、陸だから…



 学食はお昼を食べに来た生徒達で賑わっている。


 なに食べよう…。オムライス、ラーメン、うどん…あっ…コロッケもいいなぁ…


「菜々決まった?」


「…まだ…」


「相変わらずだね。」


「すみません…」


 う~ん。…どうしよう…決められない…まよっちゃって…


「菜々…先行くからね!!」


 隼人達は待ってられないって言ってお昼御飯を手に席に行ってしまった…


 決めたっ!!

 ミートソースにしよっ!!

 結局悩んでいた物とは違うのを選んだ。


 
 おばちゃんからスパゲティを受取り隼人達のいる席まで戻る。


「遅かったね!」


「うん!迷っちゃって!!」


「いつもの事じゃん!!」


「いつもじゃないもん!!」


 あたしと美憂の普段の会話。

 この会話があたしは結構好きなんだ!


 美憂の隣に座る。
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