怖い短編集
次の日の朝、

私は未来ちゃんが

水死体で見つかったことを

聞いた。






私はその話を聞いたとき、

体から血の気がサッと引いて、

恐ろしくて体が震えた。






あの未来ちゃんが、

死んでしまった……。






その悪夢のような現実を

私は拒絶するように、

両手で顔を覆い、泣き出した。






私の耳にまだ残っている

未来ちゃんの言葉。






「た、す、け、て……。

くる、し、い……」






未来ちゃんはあのとき、

どんな気持ちで

私に助けを求めたのだろう?






私は声を上げて泣きながら、

二度と海には近づかないと

心に決めた。






海に行けば、

私は友だちだった未来ちゃんに、

呪われてしまうような

気がしていた。
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