甘く切ないキスをして*1周年記念短編*






「ハルくん、しーちゃんとうまくやってるー?」




あたしがからかうようにそういうと

ハルくんは素直に真っ赤になった。






このカップルは本当に素直でかわいい。




そんなことを思っていると


グッといきなり強く体か引き付けられた。








「きゃっ………って柚くん!?」




驚いたあたしに構わず柚くんはあたしをズルズルと引きずって行く。








「柚くん?おーい?柚くーん?」




あたしが話しかけてもてんで相手にせず、

もう家まで着いてしまった。





「柚くん。怒ってるの?」


「………。」


「柚先輩ー?」






そう言ってふざけたように柚くんの頬を摘むと


いきなりその手首を掴まれ、体制が逆転した。





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