初恋の行く末


お風呂から上がってリビングでくつろいでいたら久々に小林から電話が来た。

「もしもし?今大丈夫?」

半年ぶりの小林はどこか少し緊張しているようだった。


「おー小林久しぶり!元気だった?」

小林は高校時代からの友人で今も続いている大事な親友だ。

性格は正反対だけどアイツといると何故か落ち着く。

「まぁな。そういえば友美から入籍したって聞いたけど」

と小林は言った。

友美と小林は高校時代からの友人で仲がいい。

同性同士の友人関係そんな間柄だと俺は思っている。
だから2人で会っていたとしても嫉妬とかはしない。
2人の間に恋愛感情はまずありえないと俺は思っている。

「最近な。子供も出来たし頑張らないとな」

これから気合い入れないとな。

夢の現実は嬉しいけど背負う物のプレッシャーも感じる。


「びっくりしたよ!おめでとう!それで近々お祝いも兼ねて会いたいんだけどいつ頃会える?」

と聞かれた。

「マジ!やった!ありがとう!小林。子供出来ると色々物要りで」

こんな風に祝ってくれるのは小林ぐらいだな。

これからも大事にしていきたい友人だ。


「俺平日だと今週か来週までなら仕事定時で終わりそうなんだけど高橋はどう?」

久しぶりに小林と語れるのは嬉しい。

「そうだな。来週かな」


「いつなら大丈夫?」

そう聞かれて

「来週ならいつでもいいよ。場所はいつもの散歩道?」

と答えた。

小林と会う時はいつもあのスナックが定番だ。


「じゃあ月曜日にしよう。場所は散歩道で。あそこチャージ取られないし安いし落ち着くんだよな」

寂れた感じだけど逆にあの店構えが好きだ。


「了解。仕事終わったらすぐ行くから、ゆっくり飲んでて」


久々に男同士で語れるのは楽しみだ。

「多分俺定時だから早めに着いて飲んでるよ。じゃあ月曜日な」

電話を切ってウキウキ気分で寝室に向かった。

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