初恋の行く末
それから暫く友美はうつ向いたまま、ずっと溢れでる涙をこらえていた。


俺は当時の友美の気持ちがまた再浮上して


「そんなに苦しいなら別れてしまえばいい。」

長い間封印した言葉が溢れだし彼女の唇に自分の唇を重ねようとした。
でも山中さんの顔が浮かんで未遂に終わった。


友美は驚いた顔して俺を見つめていた。

俺は慌てて

「なんてな。冗談だよ。せっかく結婚が決まったんだ。別れたりすんなよ。今みたいな表情アイツに見せた?友美なら我慢して見せてないだろ?

男はこういうのグッとくるんだぜ」

そう言ってごまかした。

危ないところだった。

今だったら俺の気持ちが暴走してきっと友美を強引に抱いてしまいそうだった。

山中さんと場所に救われた。

友美は高橋が好きで半年後に人妻になる身だ。

それに俺も山中さんと身体を重ねたし彼女の事が好きだ。

きっと友美よりも今は好きなんだろう

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