「その愛の終わりに」内田涼子/著  感想ノート

  • 読ませて頂きました

    出会うタイミングが、時代が、と思うと誰もが被害者というか…とても複雑な気持ちになりました。

    義直さんはご自身が死ぬまで後悔の日々だったのでは?とても苦しいでしょうね。

    どうすれば良かったのか、どれが正しかったのか、考えれば考えるほど私にはわからなくなりました。

    この時代ってもしかしたら公になっていないだけでよくある話だったのかな?
    もう少しその後の義直さんの心中が知りたいと思いました。

    河野 葵   2020/08/04 23:27

    河野葵様、本作品をお手に取っていただけたこと、とても嬉しく思います。
    そして返信が遅れてしまいましたことをお詫びいたします。大変申し訳ございません。

    本作品は、決定的な悪というものが存在しない状況を好む私の趣味嗜好が駄々漏れになってしまった結果、あんなテイストとなりました。それについて反応があったのはとても嬉しく、書いてよかったなぁ、としみじみ思います。

    美都子の決断は義直に一生消えることの無い傷をつけましたが、美都子にとっては己のためにも周囲のためにも最良の判断でした。しかしそれはあくまで彼女の思う最良であり、義直にとっては地獄の始まりであったことでしょうね。

    ありそうでなさそう、いややっぱりありそう、それくらいのリアリティーがあれば良いなと思いながら書き進めたので、もしかしたらと思ってくださったのはとても嬉しいところです。
    義直のその後はまったく考えていませんでしたが、いずれ機会があれば書こうと思います!

    最後にもう一度、お心のこもったご感想をありがとうございました。

    作者からの返信 2020/08/18 21:14

  • 楽しい読書でした。思わず合唱の歌詞もチェックしました。幸せだったんだよな、この二人は、世の中にも神にも背いてるかもしれないけれど。
    この時代だから成り立つ情念のきらめきを垣間見たような気持ちになったので、愉しかったのだと思います。アンナ カレーニナもなんとなく効いてました。

    雪わり草   2020/08/04 22:52

    返信が遅れてしまいまして申し訳ございません!
    まずは、心のこもったご感想をありがとうございます。あまりの喜びに、上手い言葉が見つからないくらいです。
    稚拙な本作品が雪わり草様に一時の楽しみをもたらすことが出来たのなら、大変光栄に思います。合唱作品とも併せてお楽しみいただけたのは本当に嬉しいです。
    本作の二人があのような生き様となったのは、まさに大正という時代に生きたからであり、これが今の世の中であったなら違う結末となったことでしょう。
    劇中チラッと登場したアンナ・カレーニナについて触れてくださったのは私としてはとても嬉しいポイントです。
    まとまりのつかぬ格好悪い終わりとなってしまいますが、ご一読くださった雪わり草様にもう一度、御礼申し上げます。
    本当にありがとうございました。

    作者からの返信 2020/08/18 20:49