生徒だけど寮母やります!2


「好き.....大好き.....」


ちゃんと目を見て、気持ちを伝える


いつの間にか自分の中で彼の存在が大きくなっていた


苦しいときは、彼を探してしまう


彼との会話が、とても好きだ


ライは景の言葉に、今日一番の優しい微笑みを見せると


「知ってるよバカ、早く言え」


そう言って、ベンチに片膝をつき身を乗り出して


景の顎を右手で持ち上げ


強引にキスをした



「.....んっ」



顎に触れる手から


腰に回されている腕から


柔らかくて甘い唇から



全身からライを感じて溶けそうだ


身体が一気に熱くなって、力が抜けていく



ライはどう思ってるんだろう.....


私は.....もう身体が持ちそうにないんだけど.....


「.....ふ..........」


唇を離して息を切らしながら両手でライのTシャツに掴まる景の唇に、もう一度ライは強引なキスをする


今度はふにゃふにゃで力の入らない景を、先ほどよりも更にしっかりと抱き締めてくれた


ライの高い鼻が自分の鼻に触れるだけで


大好きな『宇宙色』の長めの髪の毛が頬に当たるだけで


腰に回っている手に優しく撫でられただけで


好きだ


ライが好きだ


その気持ちが、溢れ出した


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