生徒だけど寮母やります!2

邀撃








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爽馬がMagicAssociationに電話をしてから3日が経った日の夕方



プルルルル.....

プルルルル.....


爽馬のスマートフォンに、非通知から電話がかかってきた


爽馬は通話ボタンを押し、スマートフォンを耳に当てる


これは多分

「Hello.」

MagicAssociationからの、折り返しの電話だ


期待してはいたが、正直本当に掛かってくることに驚いた


『Hello,SomaKotaka.日本語喋れるので、日本語で大丈夫ですよ。初めまして、ルーク・ウォリナーといいマス。今回のあなたの電話の内容を伺いました』


自分の名前を知っている電話相手は、以前の人物とは異なり自らをルーク・ウォリナーと名乗った


若干高くて綺麗な声から、年齢は自分と変わらないくらいだと推測される


こんな若い役員まで日本語を話せるのか


でも、なぜ彼が?


爽馬は疑問に思いながら、感情を出さぬように

「そうですか」

と呟く


すると、彼、ルーク・ウォリナーは、そんな爽馬の反応に少し困った様子で、爽馬の依頼を受けて自分が日本の学校に行くことになった旨を話しだした


.....僕の頼みを聞いて

この人が.....日本に来る!?


爽馬はスマートフォンを耳に当てたままなにも言わず、目を見開いた


息が止まった


まさか、自分の話を彼らがここまで信じてくれて


わざわざ役員を外国に派遣してくれるなど思ってもいなかったから



「..........本当ですか。..........ありがとうございます」


若くても外国人でも、少なくとも彼はMagicAssociationの役員


おそらく、景の安全は95パーセントは保障されるだろう



爽馬は短く

止めていた息を吐き出した

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