生徒だけど寮母やります!2






数分後


自分たちの部屋を割り当てられ、一番最初に荷物を全て部屋に出し終えた一年生は以倉双子だった


「はーー。おーわった」


「僕も」


「以倉ちゃんたちはこういう息はピッタリなんだね」


結斗がニコリと笑うと、千加の方が「うーん?」と首をかしげる


千冬がそれに補足した


「僕はテキパキと早く終わらせて、千加はテキトーに早く終わらせただけです」

「あー、なるほど」


うんうんと頷く結斗に、千冬は「あの.....」と切り出す


「終わりましたけど、寮母さん手伝った方がいいんですかね」

その言葉に、「おっ」と結斗はいい反応をした


「奇遇だね、俺も景ちゃんを手伝いたかったんだよなんか後ろの視線がすっごく痛いけど」


「え.....」


千冬が結斗の後ろを見ると、おとなしく今まで満宵の荷ほどきを手伝っていたライがジリジリと結斗の背を睨んでいた


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