ラブレターを君に
出会い
今は、夜中の2時過ぎ、俺はベンチに横たわり、空を見上げている。



こんな都会でも、星が見えるんだー


今日だけなのか?嫌に綺麗だ!



思わず呟いてみる。



「綺麗だ!!」




「えええっ!……私?……」



どこからともなく



「はあっっっ!………」



「今私の事…綺麗だって?」



俺は起き上がり、声のする方を探す。



「誰が?誰に?」



「だからぁ!今綺麗だ!って…」




「俺は…(空を見上げて)星が綺麗だって!」




「うふふっっ!そうだよね?やっぱり!」



「なっっっ!こんな時間に一人で何してんだ!」




「私も、星観てた!」




「ってか!こんな時間に…お前一人で、こんな場所に?」



「ねぇねぇ!あの星!綺麗だよねぇ!観て…」



「じゃなくて!こんな時間に一人で大丈夫か?って聞いてんの!」



「大丈夫だから……こんな綺麗な夜も珍しいよね?ねぇ?貴方もそう思うよね?」




「こんな時間に一人で危ないだろう!帰った方がいいんじゃないかって!人の言う事訊けよ!」




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