ラブレターを君に

嫌い

座り込んでまだ空を眺めている。
ちよっと見たとこ、どう見ても１６・７才位か？何でこんな所に一人でいるんだ？



「もうっ、帰れって！」




「一人で？」



「一人で来たんだから、一人で帰れるだろ？」



「危ないから、付き合って！」



「何で……俺が、お前を？送らなくちゃならないんだ！」



「だって……危ないでしょ？こんな時間に一人で帰るなんて！」



「お前が、勝手に来たんだろ？知るか！………」



泣きべそをかいたようになり～


「いいよ！直ぐそこで何かあっても知らないからね！一人で帰るもんね！」
とぼとぼと歩いて行く。



「何で俺が、この大事な時間を…この子に取られなくちゃいけないんだ！もうっ……」



後を追いかけ腕を掴み、無理矢理手を繋ぐ。



「あああっ！やっぱり…心配してくれたんだ！
お星様に感謝しないとね！」



「何でお星様なんだ？俺だろ！」



「だって、お星様が綺麗だって、二人共一緒に思えたから、こうやって、巡り逢えたんだし、話しも出来たんだから！そうだよね？」




「………勝手にしろ！っていうか、家何処？