エリート医師に結婚しろと迫られてます


も、森谷さん?

何してるの?こんなことずっとしてるもの?

「何か考えがあるのか?」

森谷さんの動きが止まって、
キスも止まった。

上から私を見下ろしている。


「何?考えって…」
キスするのに、何か考えなきゃいけないのかな?

考えることって何だと思ってたら、

森谷さんの表情が厳しくなった。


「他に頼る人がいるとか……」


「頼る人?どうして人に頼るの?
自分で何とかできるし、森谷さんに頼らなくても、大丈夫よ。心配しないで」

さっきから言ってるじゃないの。
私は、人を頼らなくていいんだって。
自立した大人の女なんだもの。


「君には頼る人が、他にいるってこと?」

森谷さんは、体を起こして私から離れた。

私は、体を起こして彼から離れた。

「へえ、君って全然、男っ気ないって顔して、他にもちゃんといるんだ」


森谷さんは、着ているものを脱ぎだした。

私の上着も脱がせようとウエストから引っ張りあげる。


「森谷さん、ちょっと待って。今は非常にこういうことをするにはよくないと思うの」
ここは、音が下に筒抜けですよ…


「誰?元カレに頼るのか?」

元カレ?それってもう名前も思い出せないほど昔の事ですけど。
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