エリート医師に結婚しろと迫られてます


「何がって?」


「森谷さんの狙いよ」

私は、ポカンと口を開け、間抜けな顔で美月を見ていた。

「そんなこと知ってどうするの?」


「あのね、麻結んちの家と土地だけでいくらの価値があるの?
土地だけで相当よね?そんなもん、お金払うより、ちょっとパッとしない嫁さんでも、横に置いといて、好きな女性を囲った方が、いいに決まってる」


「そうかなあ…」


「キスされて、真に受けたんだ」


「んん…それは、少しは…」

あるかも。そうとういい男だし。
あんな顔の男に迫られたことないし。


「本当に甘いわね。ちょっと考えてよ、森谷さん最初から麻結のこと知ってたみたいだし、言っちゃ悪いけど、麻結は一目惚れされるタイプじゃない。

あんなイケメンが麻結に一目惚れして、猛アタックするとか、あり得ないの」


「はっきり言ってくれるわね。その通りだけど」


「変だと思うな。何でか分からないけど…」


「心当たりでもあるの?」


「いいえ」


「取りあえず、次の週末予定を入れるから。空けといて」

美月は、私の上司のように私に向かって命令する。



「えっと、あの…」

「ダメ。却下。どうせ、どっかでお弁当買ってきて、お風呂に入るくらいしか休日の楽しみないんだから」美月ったら、何で知ってるの?



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