エリート医師に結婚しろと迫られてます
よろけそうになって肘を支えてもらう。
しかも、特別きれいな男性に。
「乗って」
タクシーに二人で乗り込んだ。
「あの…森谷さん…」
「さっき言った事…冗談じゃない」
「あなたを守るためなら、僕は、何でもします。だから、あなたも気を付けて行動しなさい。あいつだって、あなたが隙を見せなかったら、ここまでしなかったでしょ?」
「あの…森谷さん」
この人は…
本気で怒ると敬語になるらしい…
「麻結?分かるかな。真剣であればあるほど、今みたいなことがあれば、取り返すのも必死になる。僕の職場や君の職場の関係者ならなおさらだ」
「ごめんなさい。配慮が足りなかった」
「分かればいい…」
森谷さんは…急に笑い出した。
「どうかしたの?」
「だって…まだ気づいてない?」
「何ですか?」
「麻結?今夜君は、今回のことで、僕を楽しませてくれるカードをどれだけ用意してくれたの?」
「あの…」
「多分…一生かかっても償いきれませんよ。覚悟して。さあ、着いたよ」
「着いたよって、ここは、どこですか?」