エリート医師に結婚しろと迫られてます

野崎きよみさんは…
続ける。


「私には神様が宿ってますの、
ですから、わたくしには、
どんな病気でも治す事が出来ますの…」


「なるほど…」

もし、それが本当なら、
実家の父と同業者は、
直ちに失業してしまいますわ。

なんて、ジョークを投げかけて、
笑ってはいけない。


こういう…妄想系何とか疾患には、
相手を刺激しないことが、
肝要って書いてあるんじゃないかしら?


私は、時計をチラッと見た。

信じらんない!!

何で、たったの5分しか経って無いわけ?


「ねえ、弁護士さんなら、
ご存じですわね。わたくしの力を使えば、
世界中の不幸な方々の病気を、
治して差し上げます。

ですから、わたくしは、
アメリカ大統領にお願いしてますの。

どうか、わたくしの力を、
存分にお使いくださいと」


「そうですか…」

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