鈍感さんに恋をした。


センパイは、耳まで真っ赤。


「センパイ、顔が真っ赤ですよ?
熱でもあるんですか?」


顔を真っ赤にしている湯河原センパイの顔に手を置こうとすると


「だ、大丈夫だから!
熱なんかねーよ!?」


と、慌てたような表情で手を払われた。


顔の赤さが尋常ではないから、湯河原センパイの顔を見ていると、フイッとそっぽを向かれた。


なんなの、湯河原センパイって。


よくわかんない。


その時、そこへるうセンパイがやって来て、ニヤニヤしながら湯河原センパイに声を掛けた。


「湯河原、上手くいってるなぁ」


「う、うるさい!」


湯河原センパイが更に顔を赤くした。


やっぱり、熱あるのかな?

















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