シークレット・エレベーター
先生の笑顔は、本当か嘘かよくわからなかった。
「北条先生は、いつも寂しそうですよね」
「寂しそう?俺が?」
「みんなに囲まれてるときも、ひとりになったときも、遠くを見つめるようなどこか寂しい目をしてるもの」
「……」
そう。
ずっと思っていた。
いつもみんなに囲まれて楽しいはずなのに、なぜそんな目をしているのか。
チャラくて軽くて私の嫌いなタイプなのに、なぜかとても気になった。
だから私はいつも…