プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
なんか、かっこよくない?
よく見たら、顔もイケてるし?


普通に考えたら身の程知らずの頭オカシイやつ。


だけど、あたしの全身が告げている。

この男はやる男だと、この男を逃がしちゃいけないと。
そう、告げているの。


見つけた......っ。
こんなとこにいたんだ、あたしの王子さま。


「よしっ!よく言った!
あたし西川みどり、マネージャーやる。
にっしーか、みどりって呼んで。
絶対甲子園行こうね、一輝くん」

「はぁ!?マジでいってんのかよにっしー。
甲子園なんていけるわけねーって」

「るさい、野球好きじゃない人は黙ってて。
あ、それとアンタとは今日で別れるから」

「はあっ!?それこそ何でだよ!?」


敦士先輩も野球部入ってくださいと頼む一輝くんを無視して、あたしにつっかかってくる敦士。

校門前でギャーキャーやってたらチャイムがなって、あたしたちは騒ぎながら校舎に駆け込む。





こうして、あたしのダーリンを見つけたと同時に、本気で甲子園を目指す熱い青春がスタートしたのだった。
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