プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
今日の試合のタックルほどじゃないけれど、勢いをつけて一輝くんの胸のなかに飛び込んだあたしを、一輝くんはしっかりと受け止めてくれた。

あたしも一輝くんの背中にしっかりと腕を回して、身体を預ける。


すっごくしあわせだ。
Iloveyouを、死んでもいいわと訳した人の気持ちが分かる、本当に死んでもいいくらいにしあわせ。

一輝くんが好き、世界で一番好き。


「一輝くん、じゃああたしたち......」

「はい、付き合ってください」


ぴったりとくっついた身体を少し離して、一輝くんの顔を見ると、言おうとしてたことを先に言われてしまった。

それから、一輝くんはもう一度あたしの体を引き寄せて、唇を重ねた。


一輝くん......、意外と、積極的。

あたしからガンガンいかないと進展しないと思ってただけに、一輝くんからのキスがすっごく嬉しい。


大満足で、あたしは一輝くんからの熱いキスに応えた。


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