プリマネ!恋はいつでも真っ向勝負
「......今日は帰るけど、もう離れない。
何があっても、俺はみどりを嫌いになれんみたいやけん」


一輝くんをベッドから追い出そうとしていたあたしの手をつかんで、それから一輝くんは優しくあたしの頭を撫でてくれた。

そうされたら、なぜかそれだけで安心してしまって、不覚にもまた涙がうっすらと浮かんだ。

一輝くん、鈍いのか、敏感なのか、よく分からない。


「......うん、あたしもだよ。
帰る前にもう一回キスして」


キスのおねだりをすると、一輝くんは素直にそれに応じて、すぐにあたしの腰に手を回して引き寄せる。

そして......。





「おいっ!いつまでやってんだよ!」


あたしたちの唇が重なりそうになる手前で、ノックもしない来訪者が乱入してきたことにより、それは阻止された。


「いきなり入ってこないでよっ!
ノックくらいしろっていつも言ってんでしょ!
一輝くんいるって分かってんだから、ちょっとは気を使ってよ!!なんなの?のぞきなの?」

「はぁ!?ふざけんな!!
実の姉とその彼氏のなんて、頼まれたって見たくねー!
そっちこそ俺もいるって分かってんのに、気をつかえよ」


いきなりの邪魔が入ったことにより、イラッとしていつものように怒鳴ると、これまたいつものような応酬が返ってくる。







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