絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~②
☆☆☆

ようやく興味のない授業がすべて終わり、あたしは女子トイレに入って優也さんに電話をかけた。


3コール目で電話に出る。


「もしもし、優也さん?」


電話に出てすぐあたしは声をかけた。


《あぁ。そんなに慌てた様子でどうしたの?》


「話があるの! いつものファミレスに来れる?」


《わかった。俺も次のターゲットについて話をしたいと思ってたんだ》


その言葉にあたしはふふっと笑う。


何も言わなくても通じ合っている感じがして、嬉しくなる。


「じゃぁ、今から10分後にファミレスで」


《あぁ。じゃ、またね》


「うん、またね」


あたしはそう言い、電話を切ったのだった。
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