ダントツ!!16番人気の翔馬くん
『お前さぁ…、如月と付き合い始めたんだって?しかも平日限定って…』


俺はニヤニヤしながら有馬…いや、翔馬の顔を覗き見た。


すると翔馬は俺の顔を押しのけながら、


『大和、顔近いっ!!ウザいっ!!』


むっ!!


なんとも可愛くないことを言いやがった。


『翔馬…、お前、俺にそんなこと言っていいの?』


『はぁ?』


翔馬は怪訝そうな顔をしながら俺を見た。


『愛しの愛しの姫花ちゃんに、お前のこと…いろいろ教えちゃおっかなぁ~』


『へっ?』


『例えば~、ニンジン多めの野菜スティック…実は…』


『あぁ~、わかった!わかったからっ!!』


人差し指を立てながら言う、俺の指を握りながら翔馬は突然声を上げた。


ふふふ…


俺に逆らおうなんて100年早いわっ!!


俺は翔馬を見つめながら、ニヤリと不敵に笑った。

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