シュールな関係
そして目つぶった彼の顔が再び近付くなる




・・・わたしも目を瞑り



息を止めて







ゆっくりとあたしから








大和の顔に近づき-----










/// ゴツン★☆★!!///







思いっきり頭突きで返す。



「いでぇ~っ!!!」



不意打ちにオデコを抑え店内に響く大和の声



この石頭っ いたぁ~~い!!

思わず私も衝撃の痛みでおでこを押さえた。



薄暗く人が少ないとはいえ

わたし達ってバカップルに見えるよね?



うっ 冷たい視線


お願い 奥のカップルの二人

そんな目で見ないで・・・





「あらっ ありがとう

思い出した 思い出したわ!


そう そう


これよ この痛み!

あなたと一緒にいて頭突きを

食らったような衝撃があったわ」




あの時は二日酔いとショックで

除夜の鐘のような痛みが頭に鳴り響いたのよ


「おまえ 今のは卑怯だろ

サギだせ 詐欺!!


これじゃ 金渡せねえなぁ」


いてぇ・・・とデコを摩りながら

わたしより先にお金を奪い取る



「わたしキスするって言わなかったでしょ?


それにさぁ~ 思い出したって

言ったのにくれない訳?」



「無理だな

その意見すら却下だ!!」


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