シュールな関係
「夢を見るのはいいことですよ


だけどそれ以上方法なんてありませんし―――


もしかしたら…って事もあり得ますし」




「それにダラダラと利子付きで

返済している内にお前もババアになり


その年寄りも干からびて死んでしまうぞ!!」



グサッ


相変わらずキツイこと!





ハッキリ言ってくれるわっ


正論だけに言い返せれない。



「もう少し優しく言って下さいよ」



「やさしく言えだと?


所詮、夢は夢だ

宝くじの当選確率って知ってるか?



1000万分の1ぐらいだぞ


それって、な

落雷で死亡するとの同じ確率

買い物に行く途中に事故に合って死ぬ確率と一緒



お前のささやかなお守り代わりになってるかもしれねぇが

無駄使いに等しいぞ。



それなら旨いものを食べる方が価値がある!」




優しいどころか手厳しすぎるっ!



宝くじはそう簡単に当たるとは思わないけど

買うことに意義があるの!


買わないと当選確率も発生しないもの。



も・し・も・なんて誰もわからないわよ!




「あと2500万か――― 大変だよな」


「はい」


だからって卑屈になってないのよ


晴人の為に前向きに頑張ってるつもり


時々暴走しちゃうけど。




そのためにもしっかりとは働き、

生き抜かないといけないのよ!!

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