シュールな関係
真実と嘘は紙一重
「姉ちゃん 

昨日 多恵さんと社長との食事会上手く行ったんだろ?」


「まぁ 何とかね・・・」



「なのに姉ちゃん

なんか暗いんだけど?」


大和のことで憂鬱さは満開。



「そんなに暗そうに見える?」



うん、と頷きながら心配する様にあたしを見る。



やっぱり晴人には全部言わないとダメだよね


トーストをかじりながら深いため息を一つつきチラリと晴人を見る。



香ばしいコーヒーの香りが漂うキッチンで

今日のお弁当を作ってくれている。


今日はオムライスかぁ
 

慣れた手つきで手際よく卵をかき混ぜフライパンに入れるのを眺めながら


「晴人、昨日こと報告がてら聞いてもらえる?」

わたしはいつもの如く包み隠さず話し始めた。


ただ一つキスしてドキドキしたことは除いて。





「へぇ~ そんなことがあったんだ

それで姉ちゃんはその『運命の再会の大和』と今日飲みに行くの?」


ここ重要よく聞いて!!


「運命じゃなく『偶然の再会』よ!!」

ただ偶然が重なっただけど、自分にも強く思い込ませる。


「その大和ってこの前にお金を返した人だよな?」


「うん 全額ちゃんと返してるよ」



縁もちゃんと切って来たんだから!!
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