シュールな関係
「遠慮するなって!」

遠慮より辞退しますって!


あなたのお父上より立場が上の会長の息子なのよっ!

お願いだからとてつもなくおぞましいこと言わないで!


「大和 それ凄い面白そうじゃないか

俺もお前の親父の会社に一緒に連れて行ってくれよ!

奈緒ちゃんどんな奴、名前は?」


終いにはいつにするか、と綿密に話だし盛り上がる二人


うぁ~ どうしてこの話をしちゃったのよ~

「一問一答」をしたせいだわっ

接点ナシと思って話したのにぃ

この二人なら本当に何かしそうで…。 うん、ヤバいとわたしの脳内信号も出ている!


「それは…口が裂けても言わない」

自分で口を押えて無言をアピール



まず話題の雰囲気を変えないとヤバいわ


何か他の話を――――!!!



「え~そう そう社長が言ってたけど


来年の春から大和は山ノ手グループに就職するの?」



「ああ 建築デザイナーに興味があって勉強してる

配属はデザイン設計部の予定


もしかして 奈緒…俺専属の秘書になりてのぇか? 

はははっ」


勝手に喜んで、相変わらず能天気バカだ。話をすり替えただけなのに。



「一磨くん この性格どうにかならないの? 何か言ってやってよ!」


茶髪を染めろとか、謙虚になれとか、わたしなら言うわね



「よしっ 大和 

お前はそのまま自分の信じた道を突きすすめ!!」



ガクッ・・・

同類にコメントを求めたわたしの選択ミスだわ



でも、まあ今日はいいか。

なんだかモヤモヤが消えて凄く気持ちいいし。



「よし、今から一答一問始めるぞ!そして相手の名前を聞き出してやる」

「賛成!この場で二人の関係もはっきりするしな!」

再度、加熱する二人に「却下に決まってるでしょ!」と拒否る。



この二人のペースには今夜は絶対に巻き込まれないわ!!

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