シュールな関係


「何言ってるの!?

あんな給料のいい会社なんてもう一生巡り会えなによ!!」


俺たちには金は必要だけど、俺は姉ちゃんのことが第一に心配なんだ。



「もし、一之瀬さんを好きじゃないなら義理を通すものもう限度だど思う

これ以上、義理でも付き合う必要なんてない

取り返しがつかなくなった方が怖いからね。


それなら俺も姉ちゃんの負担減らすためにもっと自給のいいバイト探すし、暫く休学してもいい」


「ありがとう晴人、でも休学は絶対させないし、大丈夫だよ

少し話が大きくなってるけど、うん、なんとかする!!」


納得しながら大きく頷いてるけど、なんとかなりそうもないから俺は心配してるんだぞ。

今までも『大丈夫』そう言って空振りばかりだかななぁ


「ランチする時に ちゃんと話し合うよ」


姉ちゃんなら無理と思うけど?

今までみたいにどうせ丸め込まれるに決まってる。


ダラダラなら姉ちゃんの為にならない


「そうだなぁ 俺考えたけど…期限を付けるよ」


「期限? 何の?」

不思議そうに俺を見つめる姉ちゃんにバシッと言ってやる!



「一之瀬さんとの交際期限だよ 

ちゃんと付き合うなら交際する、それが無理なら『出来ない』と断る。



もう12月だから年内にちゃんとけじめをつける事!!」


そういつまでも一之瀬さんに振り回されたらダメだしな


「ケジメって?」


「だから、付き合うか、きっぱりと分かれるかだよ」




「えぇっ!! それってあと1か月じゃない?」



「あと1か月もある」

だからなちゃんと姉ちゃんも考えろ



期限はあと1か月だ!!
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