シュールな関係



そう…

こういう過程でわたしはパーティに出席になった。



だけとここにはいつもと違うわたしがいる。


シースルーの淡いパープルの

上品かつセクシーなロングドレスで

160cmのわたしが

服に合わせたパープルのヒールで172cmになる


山本さんが宝石商で用意してくれた数億円のダイヤが

胸元と耳元を大きく輝かせ


髪の上部の一部を編み込み

毛先を内側に巻き込んだ緩めの

ヘアースタイル



そしてプロのメイクで垢抜け

衣装に負けてない私がいる


仕上がったわたしを見た

タキシード姿の一之瀬さんの第一声が


「バカは風邪ひかないし

女は化けるって知ってたけど

これほどまでとは、な」


驚いてわたしを見つめるこの人は

本当にわたしを好きだとか、大事だとか…傍にいろと

囁いた人なんだろうか?



確かに自分でも化けたとも思うし、

晴人が見れば絶対に『詐欺レベルの変身』って

言われるかもしれないけど…

少しは似合うとかお世辞でも綺麗とか

言えないのか!?



「ウソウソ、凄く似合ってるな。

これなら何処に出しても恥ずかしくない

ファーストレディ気分で頑張ってくれ」



「もう調子いいこと言わないで下さい

後遺症が出るから!」

見るからにも気品の良いプリンスオーラを出し

バッチリとタキシードを着こなす一之瀬さんは

目視するのが恥ずかしいほどカッコよく似合っている。


ちょっとでも油断するとキスしたことや

羞恥を思い出し、ドクドクと心臓が跳ねだしてしまう。


< 307 / 441 >

この作品をシェア

pagetop