シュールな関係

「正直よく分からない

ただ、大切だと思っているのは確かだ。

いつでも傍に置いておきたいと思っているし

愛おしいとは思っているが…」


普段見せない自傷的な顔を覗かせた。



仕事では何でも出来る人なのに

自分の恋愛になると

臆病になるのは…やはり

若菜さまの事を引きずっておられるからなのか?


「では雅也さま


今後は奈緒さまを大切に

思われになられるのでしたら

言葉に責任を持って下さい



プライドの高い藤堂瑠璃様のことでございます

外見の美しさとは裏腹の性格をしておられるのはお分かりですよね?


何か動きが出るでしょう。


私は全力でサポートさせて頂きます」




会長に雅也さまを任された今

彼を生かすも、殺すかも

私のサポートと判断力で決まるかもれない


「分かった

奈緒は俺が守る



だが、すまないが

山本も協力してくれ」


雅也様が私に頭を下げる


「かしこまりました」


瑠璃様が去り際に言われた

『わたくし… 泣き寝入りだけは

いたしませんから…』

そう言った言葉が引っ掛かる。


雅也さまに手が及ばないとすると…

標的にされるのは神崎様


今は大和様とご一緒のはずなので問題はないだろう。




だが、早い内に手を打たないと

神崎様に危険が及ぶかもしれない


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