《完》闇を抱えた天才少女




そして、撮影終わりに


早田さんが私に声をかけてきた。


「晴ちゃん!」



「あ、今日は色々と迷惑をかけて



すいませんでした!」



「晴ちゃん、緊張しすぎ!


主演だから緊張してると思うけど


晴ちゃんは、初めてのドラマなんだし


ちょっとは俺を頼って!」



「ありがとうございます、



でも、早田さんに迷惑を



これ以上かけれないので…」





「晴ちゃん、早田さんはやめて。


せめてそうだな…大翔くんで!


あと、迷惑とか言ってるけど



俺もこのドラマに出るんだから少しは



頼って!」



「ありがとうございます、大翔くん」




嬉しい…

こんなこと言ってもらえるなんて




ずっと主演だからって自分に



プレッシャーをかけてしんどかった



それに辛かった。



そうだよ!


このドラマは私のだけじゃない



色々な人が関わってやっとできた


ドラマなんだ!!




チームとして頑張ってるんだから



今度は少しでもいいから頼ってみよう


かな?





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