好きっていうまでは

「で?彩華はなに?」

「あ。いや。私も同じことを聞こうと思ってたから。」

「まじ?そうなんだ」


2人で帰る。


ふいに、この前の言葉が気になった。

「陽輝。この前の…どういうこと「あ!」

私の言葉は、陽輝の言葉によってかき消され、

陽輝は空を指さしてた。

「なに?」

「今、空に流星が…気のせいか?」

…このことは、聞かれたくないってこと?

だよね。多分。


でも、どうしてあんな事言ったのか私にはわからない。

だって陽輝は私の、幼なじみでもあるけど、

1人の家族でもあるから。


あの時の…


知らないあいだに、家に着いてた。


「じゃ、また祭りの時な」

陽輝は家に入っていった。
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