絶対に惚れさせてやる【非公開】

合同授業




◆◆◆◆◆◆◆◆






……私は今激しい後悔に襲われている






ゴンッッ





「え!?紗ちゃんどうしたの!?」




「ついに頭がイカれたか…」







「……未來、由良…
おはよう」







なぜ後悔しているのかって?





そんなの…






「なに雰囲気に呑まれてキスしてんじゃ!!
バカ紗!!」






「す…紗ちゃん!?」



「……」







……はぁ…





バカ




ホントにバカだ…私は…






「紗ちゃーん?
ねぇどーしたの?」







小首を傾げて尋ねてくる未來は今日も可愛い





染めてるのか、ほんのりピンクがかった髪もふわふわしていて小動物みたい







…アイツの髪も猫っ毛でふわふわ?っぽかった




まぁアイツの場合、小動物には程遠い…








…って…何で瀬上の事ばっかり考えてるの私!!








…こんなんじゃ彰の時と一緒じゃない…









……ん?






彰の時と…一緒?







瀬上に対しての気持ちが?







ってことは…好きってこと?








「………」







「おーい紗ちゃん?」




「紗ー!そろそろ戻ってこーい」









………








「それだけはないっ!!」









「…っ!?」




「なんなのよ…いきなり」






< 116 / 124 >

この作品をシェア

pagetop