涙の雨

「美里ちゃん、今日は
もう帰ってくれないかな…」


蒼太のお父さんが言う。
でも、もっと蒼太といたい。
せっかく目が覚めたのに…


「俺が送っていくよ」


蒼太のお母さんはうなずくだけで
なにか重い空気だった。


「…はい」


私はそう言うしかなかった。


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