鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「入口で突っ立ってるなよ、迷惑だろ、と、背中を押される。
お茶を飲みながら、いつの間にか席の前についていた。

「はい、ありがと」

「はいはい、座れって」

お茶を返して席について、次の授業の支度を始める。
えと、次は世界史だったはずだ。
< 29 / 246 >

この作品をシェア

pagetop