鬼系上司は甘えたがり。
 
そのときふと、頭の中で昼間の主任の様子と先ほどの私を拒絶する主任がリンクした。

私への態度が豹変してしまった原因として考えられることといったら、今はそれだけだ。

けれど、本人に問い詰めたところで、あの主任がそう簡単に話してくれるものとも思い難い。


「……なんでネックレス落としちゃったんだろ」


今も首元にあったら、少しは違ったのかな。

いくら考えても、答えは出なかった。










 
< 181 / 257 >

この作品をシェア

pagetop