学園ラブコメではないです(笑)
♪~♪~
軽やかなリズムと共に携帯にメールが来た。
明日のデート相手からだ。
『明日午前10時スイクの花時計前に集合でOK♪?』
音符がやたら頭にきた。
が、
『了解』
と返事をし、私は寝ることにした。
~翌日~
10時前に集合場所に着いてしまい、私は仕方なく愛読書を読むことにした。
どのくらい時間が経ったのだろうか、時計を見ようと前にある柱時計を見ようとした時。
「だーれだっ」
視界が真っ暗になり私は思わずその輩にひじ鉄を食らわせてしまい、視界が開けるとその人物はうずくまっていた。
「す、すみません!大丈夫ですか?!」
私は駆け寄ろうとした、その時...
「―ったぁ~!いきなりひじ鉄は酷いぞ。結以! 」
そういい勢いよく立ち上がった人が今日のデート相手兼幼馴染みの右京夕弦である。
夕弦は学校1の人気者で去年の文化祭での人気投票は1位を取っていた。
女性の扱いにも慣れていて、運動神経が抜群にいいものの学力では少し衰えているがそれは控えておくとして...
夕弦は私を品定めするように私を見ると...
「今日は図書館にでも行こうか...」
「なぜ?」
「だって...結以の服いかにも遊園地とか行こうって雰囲気の服じゃないからさ」
「?!!私が朝5時に起きて1番可愛い服を選んだつもりだったんだけど...」
「そ、そうなの?!!それなら...それは間違いだ...俺がコーディネートしてあげるから、まず服を買いに行こうか! 」
そういい夕弦は私の手をとりスタスタと歩いた。


< 2 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop