幼なじみ≒恋人
同棲!?


目を覚ますと隣でスヤスヤ眠っている梨杞がいて


昨日の出来事が夢じゃなかったんだって改めて実感する



軽く梨杞を抱き寄せると

「んー…」


「わりぃ、起こしちゃったな」


「・・・おはよ、春斗」


軽く目を擦りながら言う梨杞


なんでだろ?
そんな梨杞の姿を見ると自然に笑みが零れる


決してにやけてるわけじゃない!


ただ、隣に大切な人がいるってだけで幸せなんだなぁってつくづく思う


「梨杞…襲っていいか?」

俺の胸に顔を埋めてギュッて抱きついてこられたら…そりゃね?



「え!?」

顔を上げた梨杞が一気に俺から離れる


そんな梨杞に軽く苦笑い
冗談で言ったつもりだったのに、すげぇー拒否られた気分



「冗談だから。…そんなに拒否されるなんてな…」



「えっ、ち…違う!そういうことじゃなくて…今は無理っていうか…えっと…」



「今は無理って、いつならいい?」



「えー…いつって言われても…よ、夜とか?」



「俺が聞いてるのに聞き返すんなよ。」



「だって…」


「でも、わかったよ。夜覚悟しとけよ。」

耳元で囁いてやると一気に梨杞の顔が赤くなり


「もぅ!春斗のバカ!」

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