アイドル君と私
プレゼント


拓海のことがあってから、一週間後。


望と休憩していた咲は、拓海のことを聞かれていた。


「で?拓海もう仕事に戻ってるの?」


「うん、退院してすぐ仕事に戻ったみたい」


「え~?そうなのっ?もうちょっとゆっくりしてたら良かったのに~心配だよ―」


「うーん…そうだね?」


「あ~私が咲と同じ立場だったら、ずっと拓海の看病してるのに~」


望は悔しそうな顔をしながらそう言った。


「なにそれっ…どういう…?」


「だって、咲は廉が体調崩したら看病するんでしょ?」


「はい!?そんなこと…分かんないよっ」


「あ~ぁ、照れちゃって…妬ける~」


「ははっ…」



< 310 / 545 >

この作品をシェア

pagetop