アイドル君と私
『じゃあ今から迎えに行くからっ』
「えっ…?迎え?」
『うんっ、ちょっと…外出ない?』
「あっ…はい!」
うそっ……嬉しいっ。
『じゃあ、また連絡するね?』
「うんっ」
そう言って電話を切り、咲は再度メイク直しをする。
「あれ…?私、なんでこんな気合い入れてるの?」
夜中にこんな気合い入れてると変に思われちゃう…。
やめっ…。
パフを置いて、咲は洗面所。
しかし、自然と手は前髪へ。
しまった…また私。
ダメだ、やっぱり
意識しちゃう。
だって、嬉しすぎて…。
自然と身支度が。
一人照れてうつむいた時、携帯画面がつけっぱなしなことに気づく。
「あっ…消さなきゃ」
咲は再度、携帯画面を見る。