アイドル君と私
秘密デート


そして、12月も半ばに入ろうとした頃。


突然決まったこないだの話…。


それはつい先日。


「こないだの話、良かったら今週行かない?」


「あっ…はい」


けっこうすぐに返事をしてしまった私。


考えなしだったかなぁ?


でも…。


――


そして、当日。


咲は洋服に悩む。


「いやっ…いーよこれで!」


何、悩んでんだろう。


別に、デートじゃないんだし…。


スカートはやめよう。


迷ったあげく、私はシンプルな白のニットにデニムをはいた。


同じく白のニットワンピには手が伸ばせなかった。


そして、白石廉からメールが来る。



< 72 / 545 >

この作品をシェア

pagetop