三回目のデート


「……ふふっ。ありがとうございます」

「……え?」


 引くどころか……少し笑ってる。


「さっき……ナンパに連れて行かれそうになった時に『先輩!助けてっ!』って強く願ったんです。
 そしたら先輩が、ホントに助けるように怒鳴り声をあげてくれて。それで私、連れて行かれなくて済んだんですよ。
 偶然とはいえ……先輩は離れてても、私のことを守ってくれる人なんだって、勝手に思っちゃいました」

「映見……」

「それに、言った内容もすごく嬉しかったです。あんなにたくさんの女の人からナンパされたら、うちの一輝だったら絶対ノッて行くのに……先輩は……」


 あ、また……

 昨日の写真の件に引き続き……可愛すぎる。

 こんなに嬉しそうに噛みしめて……。

 二人きりだったら、間違いなく抱きしめてる。

 俺……逆ナンにノッていく男じゃなくて、ホンットに良かった。

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