三回目のデート


「その時は映見を傷つけてしまった手前、無理に話しかけることが出来なかったんだ。ごめん、俺のせいで……」

『いえ。でも……ホントに良かったっす。
 後藤さんと出会えて、今こうしてラブラブでホントっ……っ……あ、安心してください。姉ちゃん今……すげー幸せですよ♪』


 今の、お笑い芸人でごまかしたな。

 一輝君……途中で涙声になってたし。

 俺は、そのことに気づかないフリして笑った。


『あ、すみません。オレが長々と話しちゃって』


 一輝君は鼻をズッとすすりながら言った。


「いや。話せてよかったよ」


 今の話で、映見への気持ちを再確認出来た。

 やっぱり俺……映見が好きだ。

 大事にしたい。

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