三回目のデート
*


 ーー三十分後。


「……ウソ……」


 洗面所にて、鏡を見て唖然とした。

 ホントにコレ……一輝が?


「へっへーん♪どやっ!」


 一輝は美容師さんみたいに、後ろから大きめの鏡を当てて見せてきた。

 頭の左後ろに、ハーフアップした髪がフワッとまとまってる。さっき三つ編みしてたのって、こうしてお団子みたいにまとめるためだったんだ。
 正面から見ても、アップした髪がチラッと左耳の後ろから見えてる。

 私がやろうとした、ただ真後ろに結わくだけより断然オシャレ。

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