『あの時、君は……』
瞳の家に着くと、俺はすっかりバテていた。
息が上がっている。部活でだってこんなぜえぜえ行かないのに……俺は自分の運動能力を恨んだ。
「……こんな所で休んでらんねぇ……」
俺は一瞬よろりとしたが、瞳の家の門まで辿り着いた。
ピンポ―――ン……
インターホンを押すが反応無し。
もう一度押してみる。
ピンポ―――ン……
やっぱり反応無し。
瞳もういないのか……?
……だよな……
時間的に30分すぎちまって……
くそ……ろくなあいさつだってやってないのに……!