『あの時、君は……』
=見送り=
俺……このままでいいのか!?
一番線は、ホームの出口から近い。
俺は走って駅から出て、駐輪場の自分の自転車をとりだした。
鍵を外す時間さえも腹が立った。
開くと、俺はもうスピードで自転車を漕いだ。
丁度帰り道は下り坂のため、電車の姿が見えた。
瞳は最後尾の窓側に乗っている。
瞳の姿は……あった!
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