ゴールデン☆キャット
尊とは凄く順調で、この幸せを少し怖いなと思う時もある。
恋愛初心者過ぎて嫌われるんじゃないかって、呆れられるんじゃないかって今でも不安にはなる。
けど私の事を思ってか、尊は以前よりも女の子たちと距離を置いてくれるようになった。
相変わらずガンガン話しかけられてはいるけど、出来るだけ触らせない様にしてくれている。
そういう場面を見ると、嬉しくなる。
「お前、浮気してんじゃねーの?」
「は!? してるわけないじゃん!!」
社会科資料室からの帰り、どこかからか喧嘩してるような声が聞こえてきた。
今の笹野さんの声に似てた様な……。
違うかもしれないとも思ったけど、ちょっと気になって声のする方へ階段を静かに上った。
「最近やらせねーじゃん? 他でやってんじゃねーの?」
「なんでそうなんの!? 人手が足りなくて暫くバイトばっかになるって言ったよね!? ゆっくり出来る時間もないのにできるわけないじゃん!! やる事しか頭にないわけ!?」
思った通り、笹野さんだった。
どうやら彼氏と揉めてるみたいだ。
恋愛初心者過ぎて嫌われるんじゃないかって、呆れられるんじゃないかって今でも不安にはなる。
けど私の事を思ってか、尊は以前よりも女の子たちと距離を置いてくれるようになった。
相変わらずガンガン話しかけられてはいるけど、出来るだけ触らせない様にしてくれている。
そういう場面を見ると、嬉しくなる。
「お前、浮気してんじゃねーの?」
「は!? してるわけないじゃん!!」
社会科資料室からの帰り、どこかからか喧嘩してるような声が聞こえてきた。
今の笹野さんの声に似てた様な……。
違うかもしれないとも思ったけど、ちょっと気になって声のする方へ階段を静かに上った。
「最近やらせねーじゃん? 他でやってんじゃねーの?」
「なんでそうなんの!? 人手が足りなくて暫くバイトばっかになるって言ったよね!? ゆっくり出来る時間もないのにできるわけないじゃん!! やる事しか頭にないわけ!?」
思った通り、笹野さんだった。
どうやら彼氏と揉めてるみたいだ。